ズッコケ三人組の卒業式

自分が初めてズッコケシリーズを読んだのは確か「謎のズッコケ海賊島」だったか。と思いつつ本棚を捜索してみたら当時の読書ノートが出てきたので、ズッコケ三人組シリーズに関するところだけ抜粋。

日付は分かっても年が明記されいないのが非常に困りものだが、"大時震"を読んでから"占い百科"を読むまでに3ヶ月弱もかかっている点、当時は全て図書館で借りて呼んでいた点をあわせて考えると、「大当たりずっこけ占い百科」が発売された1989年12月前後のことなのだろう。
ちなみに面倒になったのか、この4月を持ってこの読書ノートへの記録は途絶えてしまっているようである。まぁ、三日坊主で無いだけましということで。

「50巻目の卒業式で完結」ってのはどこで見たのだっけと思って、バックナンバーをあさってみたところ、24巻「夢のズッコケ修学旅行」のあとがきに

彼らが花山台に小学校を卒業するのは、このシリーズが完結する遠い先のことです。

とかいてある。また、25巻「ズッコケ三人組の未来報告」に挟み込まれている刊行が遅れたことのお詫びの紙には

特に今回は、記念すべき二十五巻目（目標は全五十巻、西暦二○○五年を目指している）

と書かれているな。自分の年齢の倍以上先のことなのでそりゃ遠い未来のことだと思ったわけだ。

で、肝心の最終巻の内容であるが、原則読みきりのズッコケシリーズであるにもかかわらず、冒頭部分で「ズッコケ三人組の未来報告」や「ズッコケ文化祭事件」での逸話に絡む話を出してくれていたり、まるで26年も6年生をやっていたようだ、などという表現に思わず笑ってしまった。