2002年1月末に実施が公表された東横線渋谷~横浜間改良等の工事にかかわる東急線の運賃改定が発表された。
- 申請理由
- 「大井町線大井町~二子玉川間改良工事および田園都市線二子玉川~溝の口間複々線化工事」に係る特定都市鉄道整備準備金の積立終了ならびに取崩開始。
- 同日付で、特定都市鉄道整備事業計画の認定申請を行う予定の「東横線渋谷~横浜間改良工事」に係る特定都市鉄道整備準備金の積立開始。
- 2007年度に予定している、東横線武蔵小杉~日吉間の複々線化(目黒線の日吉延伸)や田園都市線二子玉川~溝の口間の複々線化(大井町線の溝の口延伸)など、特定都市鉄道整備事業に関連する工事の完成により資本費が増大することなど。
渋谷~横浜間改良工事に関しては、以前の発表では"優等列車停車駅"を10両編成対応にするという話であったが、肝心の優等列車が急行まで含むのか、それとも特急・通勤特急だけなのかが非常に気になるところであった。
しかし今回、急行まで含むことが正式に表明されたのが大きな進展である。もっとも、うちの最寄り駅は各駅停車しか停まらないので関係ないのだけど。
- サービス改善効果
東横線と東京メトロ13号線との相互直通運転により、東横線は横浜~渋谷~新宿~池袋を結ぶ、首都圏における広域的なネットワークの一翼を担う動脈路線としての機能を持つことになります。さらに、特急・通勤特急・急行列車の10両化により、東横線の最混雑区間である祐天寺~中目黒間の最混雑1時間あたりの混雑率は、現在の173パーセント(2003年度実績)から、147パーセント(2013年度予測)に緩和されるとともに、朝間の横浜~渋谷間の通勤特急の所要時間は、現行の37分が32分に短縮される見込みです。
10年近く先の話とはいえ気になる点が多いな。
- 中目黒とかどうやって2両分もホームを延伸するんだ?
- 通勤特急の所要時間短縮ってやはり朝ラッシュ時の運行本数を減らすことで実現するのか?
- 朝は3本に1本しかない優等列車だけを10両化したところで173%の乗車率が果たして147%まで改善されるのだろうか?
- 10両編成と8両編成が混在して運用効率が悪くないのか?
- 優等列車専用形式(5000系の次だから6000系??)が用意されたりしないのか?
- 優等列車停車駅では整列乗車が乱れないか?
- いっそのこと、全編成10両編成化して、10両編成未対応の各駅停車停車駅は東急得意の扉非扱いにすればいいのでは?
- 今の様にダイヤが乱れた際に全運行各駅停車にしてしのぐことが出来なくて大変そうだな
- 渋谷駅地下化に伴う代官山駅から山手線交差付近あたりの工事はどのように行うのだろうか?
等、大変興味が尽きず、個人的には今後も目が話せない話題である。
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