"東芝のノートPC20周年を記念した製品"というのがどんなものなのか非常に気になる今日この頃。
同じように製品出荷計画に言及したのが、東芝のPC&ネットワーク社の能仲久嗣副社長。
欧州でノートPCの第1号機であるT-1100を発売したのが'85年。今年は、それからちょうど20周年を迎える。
「一昨年はかなり苦しんだが、1年を過ぎて、かなり順調に回復し、成果をあげてきている」と前置きし、「差異化できる技術が社内に蓄積されており、それを生かしたThin&Lightの製品を投入し、これが高い評価を得ている」と昨年発表したdynabook SS MX/LXシリーズの好調ぶりを示した。
そして、「20周年ということで、研究開発部門は、それを意識した新しい商品を出すべく準備をしている。Thin&Lightのコンセプトを実現したノートPCを、今年のできるだけ早い時期に出したい」と話した。
しかしどうやら東芝は、2スピンドルのモバイル機の先に、dynabook SSシリーズを象徴するような製品を計画しているようだ。昨年末、東芝は垂直磁気記録技術を応用した1.8インチ80GB HDDを発表したが、あるいはこれを採用しようとしているのかもしれない。DVDマルチドライブが100gを切る時代だけに、単に軽量なだけでは1スピンドル機を商品として成立させるのは難しいが、薄さなども含めたトータルパッケージでの勝負ならば、まだ可能性はあるかもしれない。
果たしてどのような製品を作っているのか。売れ筋の2スピンドルモバイル機のその先にある製品にも期待したい。
春モデルを発表したばかりなので、記念モデルが出るとしても夏モデル以降になるのだろうか。
いわゆるThin&Lightノートは2スピンドルで1.5kg以上というのが相場なので自分の射程外なのだが、今から煽るからにはdynabook SS MX(ULV Pentium M 733、XGA12.1inchTFT、7.5h、1.65kg)より魅力的なモデルになるのでは無いかと期待してしまうのだが。
ありがちなのはLet's note Y2の対抗しうるような1.5kg前後の14.1型液晶、2スピンドル製品かなぁ。
TVチューナーをつけてお茶を濁すというのだけはやめてもらいたいところだ。
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