昨日作成したFedora Core 4のインストールDVDを利用してLinuxルーターをFedora Core 3からFC4へのアップグレードに挑戦してみました。
アップグレード手法は結局オーソドックスにUSB DVDドライブを繋いでのDVDアップグレードを選択。 途中で見失うことも無くひたすらファイルコピーが続き1時間半ほどでアップグレードは終了し、無事再起動にも成功しました。
特に問題なく移行できたかなぁと思っていたらPostfixが働いてないことが発覚。 ログをみてみると
Jun 16 00:54:58 gwarib postfix/master[24717]: warning: process /usr/libexec/postfix/tlsmgr pid 25017 exit status 1 Jun 16 00:54:58 gwarib postfix/master[24717]: warning: /usr/libexec/postfix/tlsmgr: bad command startup -- throttling Jun 16 00:55:58 gwarib postfix/tlsmgr[25066]: fatal: unsupported dictionary type: sdbm
なんてのが出ています。 sdbmが何で見つからないのかは調べるのに時間がかかりそうなので応急処置として最近使っていないSMTP/TLSを殺して再起動することで対処。 具体的にはmain.cfのTLS関連の行をコメントアウトしただけですが。 これで無事メールの受信が出来るようになりました。
なんてことをこのblogに投稿しようとしたらなんとMobableTypeが死んでるじゃないですか。
エラーを見てみるとどうもPostgreSQLとの接続に失敗している模様。
で、PostgreSQLのログをみてみると、バージョンが違うのでバイナリ形式のリポジトリデータファイルが開けずPostgreSQLの起動に失敗していることが分かりました。
FC3からFC4にディストリビューションをアップグレードしてから気がついたのですが、FC3とFC4ではPostgreSQLのバージョンが大幅に(7.X -> 8.0)変わっているのでリポジトリデータファイルに上位互換性すらないんですね・・・
ググってみるとメジャーバージョンアップの際は事前にテキストにダンプして、アップグレード後にリストアしろ等と書いてありますが、もはや後の祭りです。
藁をもすがる気持ちで色々試して何とか応急処置を施したので以下にその備忘録を残しておきます。
まずは/var/lib/pgsql/data/以下をコピーして最悪の事態に備えます。 そのうえで、FC3用最新版アップデートRPMをダウンロードしてきて強制アップデートし、旧バージョンのPostgreSQLを起動してみました。
% sudo -s # cp -arp /var/lib/pgsql/data /var/lib/pgsql/data.20050615 # rpm --force -Uvh postgresql-7.4.8-1.FC3.1.i386.rpm postgresql-devel-7.4.8-1.FC3.1.i386.rpm postgresql-libs-7.4.8-1.FC3.1.i386.rpm postgresql-server-7.4.8-1.FC3.1.i386.rpm # /etc/init.d/postgres start
これで何とかMovableTypeが正常に動作するようになりました。
続けて、pg_dumpall、PostgreSQL8.0へのアップグレード、PostgreSQLの設定、ダンプファイルのリストア
をやってみたのですがblogの投稿画面に進めませんでした。
ログインしようとするたびにPostgreSQL側がエラー出してるので、8.0特有の設定をし忘れているとか、MTとの相性が悪いとかだと思うのですが原因究明は出来ず。
というわけでしょうがないので再び7.4.8-1.FC3.1に戻して運用中なのですが、一部だけ旧ディストリビューションのままってのは気持ち悪いものがあるので今度の週末にでも何とかしたいものです。
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