デュアルコア ホスィ

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Pentium D、Athlon 64 X2が出てきてデュアルコアに食指が伸びそうになる今日この頃です。
現状メインPCはSocket 478 Pentium 4 3.2E GHzなので、デュアルコアを導入するとするとPentium DにしてもAthlon 64 X2にしてもCPU、マザーボード、メモリー、ビデオカードの買い替えを伴うというPC1台更新コースになってしまうわけですが、それでも導入を迫る陸軍の圧力としては次のようなものがあげられます。

  1. TV録画ファイルのWMV9再エンコード時間の短縮
  2. ビデオカードの更新
  3. ドミノ移植による他PCのスペックアップ

まず、1の再エンコードに関する問題です。 現在1週間に十数本の番組をTV録画PCで録画しそれらを全てメインPCで再エンコードをかけているわけですが、番組時間の5倍以上の時間がWMV9への再エンコードにかかっています。 特に週末に録画番組が集中しているため、キューがはけるのは火曜日、映画を録ったりした場合には水曜日にすらなることがあります。 デュアルコアCPUを導入すれば非常に高い効果が期待できるため、脳内の陸軍幕僚もこの点を強く主張している次第です。
一方で、現状で再エンコード時間が間に合わなくなる事態には陥っておらず、これ以上の軍備を増強しても録画番組が増えるだけでHDDなど更なる軍備拡張が必要になるという指摘を反戦派や海軍、空軍は指摘しています。 確かに、メインPCはどのみち24時間電源入れっぱなしなので、常に再エンコードしているような状態でも問題ないのは事実です。

次に、一見デュアルコアとは関係の内容に思われるビデオカードの更新に関してです。 現在メインPCで利用しているビデオカードは2003年3月に購入したRADEON 9500 Proチップを積んだ玄人志向のAGPビデオカードです。 そろそろ更新したいところなのですが、近い将来にデュアルコアマシンを構築し、PCI Express環境に移行することを考えるといまさらAGP接続のビデオカードを導入した場合、野党の厳しい追及を受けることは想像に難くありません。 PCI Express接続のビデオカードを円滑に導入するためにも母体となるPCI Express対応マザーボードへの以降が急務となり、これは一般にCPU更新も伴うためデュアルコア並行するのが妥当という判断となります。
しかし、本当に新しいビデオカードが必要なのかは十分に討議する必要があるのも事実です。 自分がプレーするゲームはミニスケープシミュレーションゲームが主体なので、Sim City 4にしてもA列車で行こう7にしても一応プレー可能です。 OSをLonghornに更新するとなると最新のビデオカードが必要となりますが、まだ1年半くらい先の話ですので急ぐ必要は無いでしょう。 再びストラテジーゲームに手を出して今秋発売のAge of Empires IIIなどを始めるとなると備えが必要でしょうが。

最後に一番重要なドミノ移植的他PCの更新に関してです。 我が家のデスクトップPCは、
自室メインPC -> TV録画PC -> 家族用クライアント兼Windowsサーバー -> Linuxルーター
の順にハードウェアをドミノ移植して更新していくのが恒例となっています。 そのため、LinuxルーターはCeleron 1.1GHzとかなりスペック的にかなりさびしくなってきたCPUを利用している現実があります。 MovableTypeのサイト再構築にかなり時間がかかるようになってきている問題もあるため、そろそろ更新を計画したいのですが、先の原則に則る限り、更新には最上位であるメインPCの更新が欠かせません。 いまさら2GHz前後のPentium 4とかAthlonをマザーボードと合わせて用意するのも中途半端でばかばかしい話ですし。 また、近日中に発表されるFedora Core 4 Linuxにアップブレードする丁度よい機会ともいえます。
ただ、ドミノ移植は多くのPCの更新を伴うため非常に難易度が高く、手間も多いという問題があります。 学生時代ならともかく週末しか満足に時間の取れない今の生活では、ドミノ移植が完了するまで数週間かかるという事態にもなりかねません。 Linuxサーバーの更新が目的なら、ドミノ移植などせずにデるほうがコストパフォーマンスは高いというシンクタンクの試算もあるわけです。

具体的にデュアルコアCPUを導入するとしたら何を選定するかということが問題となります。 AthlonはAthlon XP 1700+をかつて使っていましたが、現在では我が家のCPUは全てIntel CPU(Pentium 4 3.2GHz、2.4CGHz、1.6AGHz、Celeron 1.1GHz)です。これはプラットフォームをSocket 478にそろえる(Celeron 1.1GHz以外)ことで運用の流動化を可能にするという目論見があり、実際これまでは効果的に働いてきたわけですが、次の更新ではどのみちCPUソケットの更新が必要となるのでIntel CPUにこだわる必要はほとんどありません。 また、PC系情報サイトや雑誌の記事を見る限りAthlon 64 X2 4800+の性能はオフィスアプリから3Dゲーム、動画エンコードまで全方位に秀でているようです。
が、値段も半端じゃないのもまた事実。 一番高い4800+では1000個ロット時に\110,110。一番安い4200+でも\59,070と、マザーボードやビデオカードなどの購入も伴うことを考えるとちょっと手が出せない価格設定です。 IntelのPentium Extreme Edition 840も12万円とべらぼうに高いのですが、Hyper Threading Technologyが省略されたPentium Dなら820が\29,000から、830が\39,000からと何とか手の届く範囲です。
一方Pentium Dの場合気になるのはその発熱でして、シングルコアの高クロックモデルに比べれば発熱が抑えられているようですが現在利用している3.2E GHzと比べると間違いなく熱いでしょう。

これらの問題を考慮すると今しばらくは待ちかなという気もします。 65nmにシュリンクされ仮想化技術VTも有効化されるというPreslerコアまで待ちたいところですが2006年頭とちょっと先の話なんですよね。 そこまで待つなら2006年第4四半期といわれる新コアアーキテクチャーのConroeが気になってくるでしょうし。

というわけで、涼しくなり始めた9月か10月ごろSmithfieldコアのPentium Dを購入して、暖房として利用し始めるという方針で軍部を説得中です。(その頃までにAthlon 64 X2が安くなってれば要検討)
んで、2006年末にConroeを搭載するシステムに更新してLonghornを迎え撃つという感じですかね。

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ARPはapacheのコアモジュールぽいね。

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このページは、散財人が2005年6月 2日 23:11に書いたブログ記事です。

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