EE+GSが省略され、替わりに"GS相当LSI"が搭載された欧州向けPLAYSTATION3が先日発売されましたが、早速マザーボード"COK-002"の写真がアップロードされています。
日本発売時にPC Watchに掲載された第1世代"COK-001"の分解写真ではどこにつながってるんだか分かりにくかったEE+GSでしたが、COK-002のGS相当LSIではグラフィックスチップRSXから何十本もの配線が伸びているのが一目で分かります。
GS相当LSIに繋がるこれらの配線はCOK-001では、RSXからボード上方のSiliconImage製HDMIトランスミッターチップと左上のSCEI製の謎のチップ(ビデオDACか?)へ伸びていた配線のようです。
わざわざGS相当LSIを経由しているというのは、PS2ゲーム実行時はこのバスを活用してGSにテクスチャやポリゴンデータを送り込むということなんですかね。
RSXの型番もCXD2971GBからCXD2971DGBへと微妙にバージョンアップされています。
GS接続用に何か拡張されたのかもしれません。
後藤弘茂氏は「GSはサウスブリッジチップに接続または統合されると推定される。」と予測していましたが、実際には反対側のRSXへの接続でした。 となると、将来のGS統合相手としてはRSXが筆頭候補になりますが、RSXのサイズからしてプロセスルールがだいぶ(45nmかもっと先に)進まないと実現しないでしょうね。
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