I300 DCS-IGE/PE

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今日は人生初のPCI Express x1カードとして、TOKYO STYLEのGigabit EthernetカードI300 DCS-IGE/PEを購入してきました。 最寄りのヨドバシにはこの製品とPlanexの製品の2種類(両方とも使用チップは同じMarvell 88E8053)しかなく、両方とも\3,980だったのででかいコンデンサが付いていて安定してそうなこの製品を選びました。 秋葉にいけばもっと安いものが売ってそうな気もしますが、交通費もバカになりませんしね。

我が家のリビングに鎮座するREGZA 42Z2000はNAS等にデジタル放送を暗号化して録画する"LAN HDD録画"というマニアックな機能を持っているのですが、わざわざ容量単価の高いNASを買うのはばかばかしいということで下図みたいな感じで近くにおいてあるTVPCに接続して、共有設定したTVPCのHDDに録画を行ってきました。
以前のTV Area Network
Z2000シリーズには汎用、LAN HDD専用、4th media接続専用と3つの100Base-TXのEthernet端子がありますが、LAN HDD専用端子でなく汎用端子に接続したNAS、PCでもIPアドレスの設定さえすれば録画が可能です。(LAN HDD専用端子に繋いだ場合REGZAがDHCPサーバになるので設定が簡単という利点はあります)

これで基本的には問題なくWOWOWのエアチェックなんかが出来ていたのですが、100Base-TXと1000BASE-Tが混在していることもあって、デジタル録画中にTVPCに他のPCからアクセスしたりなんかするとデジタル録画の転送が追いつかなくなって録画に失敗することがあることが分かりました。 本来こういうのはQoSとかでREGZAからTVPCへの送信の優先度を上げたりできればいいんでしょうけど、そんな細かな設定が出来るわけないので、力技の解決策として下図のような感じでTVPCにNICを追加してREGZAのLAN HDD専用端子と繋いでやることにしてみました。
TV Area Network改修案
これで、"LAN HDD録画"のパケットと、TVPCと他のPCとの間のパケットが分離されるので軋轢も解消されるだろうという目論見です。

で、余ってるPCI接続の100Base-TXのNICを探し出してきてTVPCのケースを開けて呆然・・・
そういえばこのPCは2本しかないPCIスロットを両方ともアナログTVキャプチャカードで埋め尽くしてしまっているのでした。 空いているスロットといえばPCI Express x1スロット2本(うち1本は隣接するビデオカードのフィンに隠れていて使用不可)と、PCI Express x4のスロット1本だけです。 昔買ったUSB2.0接続のネットワークアダプタなんてのも探せばあるはずですがちょっと信頼性が怪しかったので、この際だからPCI Express x1接続のNICを購入してしまうことにしました。

というわけで買ってきたのが、I300 DCS-IGE/PEです。
まずは既にREGZAに登録されているLAN HDDを開放した後、上手のように接続してREGZAのLAN HDD専用端子側に繋いだNIC(以下NIC2)でIPアドレスがちゃんと設定できていることを確認します。 そして、HUBに接続したほうのNIC(以下NIC1)のケーブルを外しREGZAからLAN HDDの登録を行い、テスト録画。 問題なく録画できていました。
次にTVPCのNIC1側の接続を戻して再度テスト録画、と思ったらものすごい勢いでHubのLEDが点滅。 どうやらREGZAのLAN HDD専用端子からTVPCのNIC2への接続経由ではなく、汎用端子からHubを経由してのNIC1への接続でアクセスしてしまっているようです。 REGZAでLAN HDDを登録する際はIPアドレスではなく自動認識されたSMB名で登録することになるわけで、どっちのネットワーク経由でも同じ名前のPCがいるようだと後は神のみぞ知るという結果になるのは考えてみれば当然でした。

REGZAから他のPCへのアクセスをあきらめて汎用LAN端子のケーブルを外すと伊手が一番確実ですが、アナログキャプチャなどして作成したMPEG2ファイルをREGZAで再生する機能なんかもけっこう便利に使っているのでちょっともったいないところ。 そこで、NIC1とNIC2をTVPCでブリッジ接続して下図のようにすることで問題を解決することにしました。
改修後のTV Area Network
ブリッジ接続をしていることによるTVPCのCPU負荷増大で"LAN HDD録画"でのHDDアクセスが追いつかなくなったりしないかという不安もありましたが、ためしに他のPCからnetperfで500Mbps強の送信をTVPCにかけている状況でも"LAN HDD録画"が成功していることが確認できたのでこれで当初の目的を果たせたといえるでしょう。 もちろん、"LAN HDD録画"で番組を記録していっているHDDにむやみにアクセスしていったりするとNGでしょうが。

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このページは、散財人が2007年5月28日 20:00に書いたブログ記事です。

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