昨日公開された「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」を見に行ってきました。
まだ公開2日目なので客の入りはほぼ満席。思ったより女性が多かった気がします。
TV版6話分を98分に詰め込んでいるので実に濃密でした。
絵のほうもTV版の原画を基に動画やペイントをすべてやり直しているので、Zガンダムの劇場版みたいに「新カットと旧カットが切り替わると違和感が」ってことが無かったのもよかったです。
以下TVアニメ版との相違点など、気になった点をネタばれで。
- サキエルが第三使徒じゃなく第四使徒になり、以降シャムシエルとラミエルも第五、第六とずれていたっていた。じゃぁ第三はどうなったのよ??
- 新横須賀(小田原)沖の海がまるで南極のように赤い・・・。世界中の魚介類は死滅してしまったのだろうか・・・
- サキエル襲撃時にすでに近くの山に巨大な人型の白線が描かれていたけど、いつの物だろ。
- ミサトの階級設定が一尉から二佐に出世している。
- ミサトがエビスだけじゃ無くキリンクラシックラガーも飲むようになっていた。日本酒の一升瓶も転がっていた。キリンがスポンサーについたというわけではないみたいだから、監督とかの趣味が変わったということか?
なんにしても、発泡酒とか第三のビールとかじゃなくてよかった。 - 冷蔵庫にドリトス入れないだろ。
- 温泉ペンギンは新種ではなく、セカンドインパクト前は南極にたくさんいた絶滅危惧種と設定が変わっていた。
- TV版だとゼーレの傀儡である人類補完委員会の面々が出ていたようなシーンが、ゼーレのモノリスに置き換わっていたが、人類補完委員会はなくなってしまったのだろうか。
- シャムシエルにしてもラミエルにしても使徒は倒すと残骸を残さず消滅してしまうという設定に変わったらしい。よってサンプルの回収とか、粒子と波のような性質を持つとか、人の遺伝子と99.98%一致とか解体とかのシーンは無し。
- 新劇場版にあわせてネルフのマークも新しくなったはずなのに、逃亡したシンジが確保されて連行された留置室みたいな部屋の壁だけTV版のネルフマークだったのが謎。
- ターミナルドグマに安置されているものがアダムではなくリリスだとミサトがすでに知っている。そしてそこに早くもシンジを案内してしまっている。
- もうカヲルが出ておる。カヲルがいたのは月面?カヲルの背後にあったのはアダム?
- 2007年に行われたリメイクなわけだけど、1995年を起点とした20年後というスタンスは崩していい無いから、シンジがテープメディアであるSDATプレーヤーを使ってたり、ケンスケのビデオカメラのTV機能がアナログTVだったり、と言った時代考証的な部分は変わってないのね。
SDATプレーヤーはテープがまき戻るシーンを演出で使いたいと言ったこともあるのかもしれないけど。
スタッフロール後の"次回予告"によれば、次の「破」では新キャラが出たり新EVAが出たりと完全にTVアニメ版とはストーリーが分岐してしまうみたいだから、あまり細かいところの差異を気にしてもしょうがないのかもしれないのだけど。
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