予想もむなしく、日本向けにもPS2互換機能を捨てた超廉価版PLAYSTATION 3が\39,980発表されてしまいました。 従来の60GBモデル、20GBモデルも、一足先に10月17日からそれぞれ\54,980、\44,980に値下げされるらしいのですが、旧モデルと新モデルでどちらが人気が出るのか興味深いところです。
ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン※1(SCEJ)は、40GBのハードディスクドライブ(HDD)を標準搭載した「プレイステーション 3」(PS3®)を、本年11月11日に希望小売価格39,980円(税込)にて国内市場に向け発売いたします。本体色は従来のクリアブラックに加えて、PS3®では初めてとなるカラーバリエーションのセラミック・ホワイトも同時に発売し、PS3®本体のラインアップを強化してまいります。また、本年10月17日より、現行のHDD 20GBモデルおよびHDD 60GBモデルの本体価格を希望小売価格44,980円(税込)と54,980円(税込)にそれぞれ変更いたします。
さて、その廉価版PS3ですが、スペックをよくよく見てみると重量が約5kgから約4.4kgへ、最大消費電力が380Wから280Wへと削減されています。
消費電力は現行品の380Wから280Wへ低減,本体の重さも現行品の5kgに対して4.4kgと軽くした。
EE+GSチップとカードリーダを省略したからと言ってそんな軽くはならないと思いますし、Cell B.E.がフル回転するPS3ゲームプレイ時はEE+GSは使いませんから最大消費電力はほとんど下がらないはずです。
考えられるのは半年ほど前から製造が始まっている65nmプロセス版Cell B.E.をついに搭載することで消費電力を下げることに成功し、それに伴ってヒートシンクや電源回路の小型化で重量ダウンも実現したと言うことではないでしょうか?
欧州では明日発売開始ですので分解速報が楽しみになってきました。
PS3の発熱や冷却ファンの音を嫌って65nmプロセス版Cell B.E.の搭載を待っていた人にとっては難しい判断を迫られるところではないでしょうか。
将来的にはフルスペック版も65nmに移行すると信じるなら、もう少し、とりあえず来年初頭にRSXが65nmプロセスに移行するまで待ってみるべきですが、その前にフルスペック版というカテゴリーが駆逐されてしまい、上位モデルはPS2互換機能やSACD再生機能のない廉価版のHDDを増量しただけのモデルとかになってしまう可能性を考えると、適当なところで60GB版を入手しておいたほうがいいのかもしれません。
と思ったら廉価版も90nmプロセスCell B.E.搭載だと言う記事があがってきました。
Cellプロセッサの製造プロセスは90ナノメートルで現行と変わらないというが、全体の設計を見直すなどし、新型の消費電力は現行から100ワット減の約280ワットにまで削減した。部品点数も減らすなどし、本体重量も現行の5キロから4.4キロに減らした。
今までいったいどんなザル設計だったんだよ・・・
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