10月2日に土浦に花火を見に行った際、桜川の近くの駐車場にステンレス製の鉄道車両が倉庫代わりに置かれているのを見かけた。東急の車輌に雰囲気が似ていて親近感を覚えたので、立ち止まってそのときポケットに入っていたOptioS4で写真を1、2枚撮影したのであった。
で、後日ネットサーフィンをしていて偶然分かったことなのだが、この車両は東急の車輌に似ているも何も、6000系と言うれっきとした東急の車輌なのであった。
5200系に続き、1960年に登場したスキンステンレスカーです。外板はステンレス鋼ですが、骨組は従来通り鉄で出来ているので「スキンステンレスカー」といわれます。当時はステンレス鋼の溶接技術が未熟で、骨組をステンレスで組むことが出来なかったためです。これを解決するため、東急車輛はこの後アメリカのBudd社と技術供与契約を結び、「Made in Japan・・・」のプレートがついたオールステンレスカーが登場することになります。
6000系は20両しか製造されなかったのであるが、1982年末にVVVFインバータ試験車として改造を受け、しばらく営業運転も行ったらしい。その後1986年に廃車になり、土浦のジョイフル本田荒川沖店に売却された後、転売されて今回出会ったデハ6201は(株)オリトモの倉庫となったそうだ。
もし来年また土浦に花火を見に行くことがあったら、20Dちゃんと写真を撮っておきたいものだ。
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