GV-MVP/RXで録画したMPEG2ファイルの再エンコードの設定を煮詰める。
Windows Media Encoder9のいわゆるMEPG2デコーダ相性問題が最大の問題。PowerDVDやWinDVDなどに入っている比較的手に入れやすいデコーダはノンインターレス処理が入っているせいか、WME9と相性が悪くエンコード時にエラーが発生するか、コマ落ちが激しいエンコード結果となってしまう。
問題がないとされているMPEG2デコーダを利用すればいいのだが、適当なMPEG編集ソフトを買わないと入手できなかったり、無料デモ版だと透かしが入ったりしてしまう。そこでこの辺を参考にしてDirectShow Filter Toolを使ってメリット値を切り替えながらいろいろなデコーダを比較してみた。
DECODER名 | 主な入手法 | WME9 | 備考 |
---|---|---|---|
Moonlight-Elecard MPEG2 Video Decoder | Download(デモ版は無料) | △ | デモ版では右上に透かしが入る。 |
MainConcept MPEG Video Decoder | MainConcept EVE v2(デモ版は無料) Adobe Premiere 6.5 | ○ | デモ版だと左上に透かしが入る。 |
Fraunhofer Video Decoder | Download | × | Cyberlinkと排他的 |
Cyberlink Video/SP Decoder | PowerDVD | × | Fraunhoferと排他的 |
InterVideo Video Decoder | WinDVD | × | |
Ligos MPEG Video Video Decoder | neoDVD | △ | MPEG2ファイル再生中なら可 |
このように、どのデコーダでも満足の行く結果を得ることが出来た。
また、裏技的な方法であるが、Ligos(とCyberlinkは未確認)に関しては、Windows Media Player等で適当なMPEG2ファイルを再生した状態(画面最小化状態可)でエンコードを始めれば、2pass VBRエンコードも含めて成功することを確認済みである。Cyberlinkは同じように処理できるけどInterVideoはこの手法を持ってしてもNG。ただ、エンコード開始後はPlayerでの再生を止めてしまっても問題はない(2passの場合は2passめ開始までは要再生継続?)とはいえ、なんとも面倒なのは事実。
おそらくはDirectShowのグラフのピンが適当なところに接続されていないと失敗するとかそんなところなのだろう。
DirectX9.0c SDKを入れてGraphEditをいじればより詳しく分かるかもしれないが。
当面は今までどおりBeyond TV3のWMV9再エンコード機能を使うのが一番簡単で確実かなぁ。Beyond TV3は設定が今ひとつ詳細じゃないのが気になるのだけど。
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