7ミリセカンド

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(配偶者の)実家との距離について「スープの冷めない距離」なんて比喩を使いますが、これからの時代、"家庭"ってのは「pingを打って7ms以内に帰ってくる距離」のことを言うようになるようです。

AACSで導入される「Managed Copy」も、こうした意見を反映し、「セキュアなコピーを許容して、ネットワーク配信などにも対応するもの」。最終的な運用は決定していないが、例えば、「購入時にコピーの回数を申請して、そのコピー回数分の権利を購入し、ディスクをかけたときにサーバーにアクセスして認証する。その情報を元に、ホームサーバーなどにコピーする」といった応用が可能となる見込み。

(中略)

家庭内の映像配信については、「Localized DTCP」の活用が期待され、伝送遅延が7ms以下のIPネットワークをローカル環境と判断し、この範囲内であればIPでの映像伝送を許可するという。

試してみたところうちの家庭内の機器へは1ms以下で届くので問題ないようです。
逆に、家の外で一番近そうな、プロバイダのWWWサーバーだと5-10msくらいかかりました。 よって、同じプロバイダを使ってるユーザ通しがVPNで繋いでもたぶんNGでしょう。 www.flets相手だとちょっとましで4、5ms程度ですが、仮にフレッツ内でVPN組めても厳しそうです。
よって、7msってのは一つ屋根の下にいるかどうかという意味では妥当な閾値なのだと思いますが、自宅LANを部屋ごとにセグメント切ってルータ入れてる人とかいうような変わった条件の人は要注意です。

AACSのMandatory Managed Copyでは次世代DVDプレーヤー(HD DVDでは必須機能、Blu-rayではオプション機能)から家庭内のAVクライアントにコンテンツを制限つきでコピーできる用になるわけですが、実家の次世代DVDプレーヤーに一人住まいからアクセスなんてのは7msの壁によってちゃんと阻まれるわけですね。

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このページは、散財人が2005年10月 8日 00:16に書いたブログ記事です。

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