発売開始から2年以上音沙汰がなかった、富士通テンのカーナビAVN7705のMCDBアップデートサービスですが、今月からデータベースの更新が開始されました。
昨年から更新が始まっていたgracenoteのCDDBアップデートと何が違うのよと思ったのですが、CDDBはCDと曲名とアーティスト名の対応を取るためのデータベースで、MCDBはエージェント機能(自動プレイリスト作成)使われる曲名とジャンルや曲調(静か目とかパワフルとか)の対応を取るためのデータベースのようです。
つまり、この2年半あまりの間に発売されたCDは曲名は引けても、ジャンルとかは引けなかったわけですか。
どうりでエージェント機能使うと2005年以降の曲はCDが再生されないわけです。
で、MCDB更新に伴う不具合を解消するためのナビ本体のファームウェアアップデートが始まったので、バージョンアップCDを注文しておいたのですが、本日到着しました。 早速ファームアップデート作業を始めてみましたが、説明書どおり3分程度で終了。 画面上の変化はバージョン番号の表示すらないので本当に新しくなったのか不安がありますがまぁ大丈夫なのでしょう。
無事完了したのでバージョンアップディスクをPCに入れて覗いてみましたが、2048KBのバイナリファイルが1つ入っていました。 stringsコマンドで文字列を抜き出してみると下記の文字列が。
RX703100 Copyright (C) NEC 1997-2001
ググって見ると、NECエレクトロニクスの32bit RISCマイコンV850向けのリアルタイムOS RX703100のことのようです。
このカーナビのプロセッサはてっきりルネサステクノロジのSH-4あたりだと思っていたのですが、NECのV850だったとは驚きです。
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